東京・大田区蒲田出身 181cm 愛称・タカ
イキでもなければ泥臭くもない都会の下町に育ち《京浜感覚》を身につけた。少年時代から、ラグビーと探偵小説に熱中し、前者からは最後の1点を突破するためのエネルギーを、後者からは一匹狼の悲哀と栄光を学んだ。
敏樹は、警察を憎み続けた破滅型の父の意志とはうらはらに大学に在学中から警察官になろうと決めていた。
それはシニカルな父と子の宿命であった。
警視庁の管轄を嫌って、隣の神奈川県警を選んだのは、もって生まれた《京浜感覚》のなせざるわざで、TOKYOよりもHAMAが肌にあうと思ったからである。
刑事・鷹山敏樹は、一見あたりが柔らかく、ナイーブな面を持ち、やさしく、
冗談もうまい。
「ぼく、いつもチャランポランだから」とうそぶくなど、屈折した性格はうかがえない。
が、一度カッとなると誰もが恐怖心を抱くほどの突進力を発揮し、野獣のごとく
飛び回ることになる。 警察の組織の中には とうていおさまることもなく、
その行動力はとどまることを知らない。
和と破壊、温情と冷酷、冷静と激情、ユーモアと皮肉―――それらを使い分ける
客観性も、敏樹は持ちあわせているのである。 その二面性にたくさんの
女と男がほれ、同時に警戒心も持つことになる。
天使と悪魔が一緒に宿る男―――――彼が弱いのは、破滅型の父の死後、
小さなスタンドバーで働きながら自分を育ててくれた60才になる母親だけである。
美人にはめっぽう弱く、いつもキザな捨てセリフをはいている。
愛用銃、胸にS&W・M586・357ディスティングイッシュド・コンバット・マグナム
「リターンズ」からはコルト・ガバメント45ACPセミ・カスタム・オートマチック
腰のホルスターにはS&W・M49ボディ・ガード・スチーム・フレームを携帯
口癖は「Baby」 別名:ダンディ鷹山